むち打ち
むち打ちの主な症状です。
痛み(首の後ろ、前部、側面、頭部、頚椎、腕)
凝り、重い(首、肩、背中)
動かない(首が回らない、動かすと痛い)
めまい、目のかすみ、目の疲労感
吐き気
握力低下、足や指先のまひ
その他(だるさ、痺れ)
むち打ち症は、主に交通事故などで首に不自然な力が加わり、首が「むち(鞭)」のようにしなることが原因で起こります。
低速走行中や、停車中の追突でもむち打ち症は起こる!
むち打ち症は、大きな衝突事故だけではなく、低速走行中の事故や軽い追突事故でも発症することがあります。身構えていない状態で衝撃を受けると、体重の約10%もある頭部を支える首には大きなダメージが残ってしまうのです。
軽い事故だから大丈夫と病院に行かないで済ませると、後で症状が出ていつまでも苦しむことになってしまうので、交通事故に遭ってしまったら必ず医師の診断を受けましょう。
交通事故だけではなく、スポーツなど、首に急激な負担がかかった時にも発症します。
むち打ち症の特徴として、事故直後に痛みや不調を感じないことが多い、ということが挙げられます。
交通事故に遭うと事故当事者は興奮状態にあり、痛みを感じる感覚が麻痺している場合もあります。数日経過して、首の調子がおかしい、やたらと肩が凝る、などでむち打ち症を疑い、初めて病院に行き診断を受けても、交通事故との因果関係が疑われることがあります。
交通事故による損傷であることを示す診断書がないと人身事故として扱われず、むち打ち症に対する損害賠償請求ができなくなる可能性があります。交通事故に遭ってしまったら、自覚症状がなくても必ず直後に病院へ行き、医師の診断を受けましょう。